新宿駅のおとなり、代々木駅そばに静かに佇む老ビル、代々木会館。
1974年に放送されたドラマ「傷だらけの天使」でエンジェルビルの名称で
撮影に使われていたビルです。
前を通るたびにいつも気になっていたこのビルを見学してみることにしました。
1階の飲食店と3階の書店は営業しています。
恐る恐るビルの中へ入るとすぐに 今はもう無き飲食店街の看板がまるで
営業しているかのようにお出迎えしてくれます。
階段を上っていくと踊り場には営業中の書店の在庫?が所狭しと置かれていました。
これ以上進むのをやめ外へ。
ちょうどランチ時で1階の飲食店の店員の方が準備で出入りしていたので
あやしまれないよう外観を観察しました。
梅なかも志のぶも存在していません。
昭和を醸し出すキリンレモンの看板とうしろのパラボラアンテナが時代の差を
感じさせることなく並んでいます。
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壁が剥がれ落ちているのも、落下するのも時間の問題だな‥
ってくらい倒れている屋上の金網フェンスもこのビル独特の外観を醸し出すための
重要なアイテムになっていると思います。(危ないけれど)
代々木会館とNTTドコモのビル 新旧ビル このアングルもなかなかいい感じです。
一見、廃ビルかと思わせるような姿。
そして営業店舗もありまだまだ現役の姿。
その対極的な佇まいを1つのビルに併せもちながらも違和感を感じさせない
独特な雰囲気がこの老ビルの不思議な魅力なのかもしれない。
代々木会館:東京都渋谷区代々木1-35-1
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