道南十二館のひとつ、穏内館(おんないだて)
伊能忠敬北海道測量開始記念公園から国道228号線(松前国道)を
南に歩くこと約10分。
福島町漁村環境改善総合センター建物横、敷地内に標柱がたっています。
遺構はなく標柱があるだけです。
福島町漁村環境改善総合センター
穏内館:北海道松前郡福島町館崎350-15(福島町吉岡支所)
〈 追記 〉
後日、穏内館について調べてみました。
この館は昭和40年、道南十二館の文化財調査の際に所在が確認された。
しかし、この所在地を切り崩して国道用地と青函トンネル工事のため埋蔵文化財調査をせず昭和46年に工事を着工。
遺構が発見され工事を一時中止して、学芸員により緊急発掘された。
この結果、正方形に近い80m四方の館で、その周辺部と内部に空堀がめぐらされていることがわかった。
しかし、表層撹乱のため門構え、住居跡などの発見はできず緊急調査は終わり
穏内館は滅失した。
現在この地は国道228号線となっている。
文化財保護意識の欠如がもたらした悲劇でもある。
~日本城郭大系より~
そうだったんだ。う~ん、惜しいですね。
地図中の渡島吉岡駅は松前線の廃線により1988年2月に廃駅となっています。
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バスの時間まであと1時間あったので、すぐ近くのトンネルメモリアルパークへ。
国道からゆるい坂道を上がった丘の上に位置しています。
昭和62年、青函トンネルの完成にあわせて工事跡地に整備された公園です。
青函トンネル建設記念碑
駆遂艦 柳 平和記念塔
駆遂艦 柳 応戦展望の地碑
メモリアルパークもあっという間に見終えてしまったので
バスの時間が来るまでおとなしく公園のベンチで時間を過ごした。
最寄りのバス停は小笠原クリニック前です。
トンネルメモリアルパークからの眺め
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